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DEV.BLOG

【開発】マッチメイキングシステムの改善について

2019.07.17

プレイヤーの皆さん、こんにちは。
『PUBG』でマッチメイキングシステムの開発を担当しているDaegon Kimと申します。

『PUBG』の本質的価値は生存と戦闘が共存する厳しい環境の中、公平な条件を提供し、プレイヤーの皆さんのバトルロイヤル体験を極大化することです。マッチメイキングシステムは、プレイヤーの皆さんのゲーム体験において最優先となる、非常に重要なシステムとなります。これはプレイヤーの皆さんの様々な基準や優先順位の中から、皆さんをゲームに繋げる役割を持っています。
プレイヤーの皆さんからいただいたフィードバックのうち、マッチメイキングにおいて一部リージョンのプレイヤーの皆さんが非常に困難な状況であることを認識しております。 『PUBG』の本質的価値を基に、プレイヤーの皆さんに『PUBG』が持つ本質的体験を提供できる方法について考えた結果、マッチメイキングシステムを各リージョンの状況を反映し変化を与えるという結論にたどり着きました。本日は、マッチメイキングに関する新しい計画についてご案内いたします。


マッチメイキングシステムの改善方向

1. マップ選択方式の変更
a. 既存: 4つのマップをそれぞれ選択可能
b. 変更: 4つのマップがランダムでマッチングされる「ランダムオプション」で構成される
i. マッチメイキングが困難なリージョンに限る

2. モードの変更
a. 既存: 1つのモードを選択するとマッチングできるまで待機
b. 変更: 選択したモードで一定時間マッチングが行われない場合、SQAUDモードに切り替えることができるオプション機能を追加

3. リージョンの変更
a. 既存: 該当するリージョンでマッチングができない場合、周辺のリージョンに自動配置
b. 変更: 一定時間マッチングが行われない場合、他のリージョンでもプレイできるようオプション機能を追加

4. PINGを基にしたマッチメイキングの改善
a. 類似したPINGを持つプレイヤーをマッチングし、バトルロイヤル体験を妨げないよう改善

選択肢機能の追加



上記の図のように、モードとリージョンを選択するにあたって、プレイ可能となるための様々なオプションを提供する機能を追加しました。SOLOやDUOモードでマッチメイキングを開始し、待機時間が一定時間経過すると、他のリージョンやSQUADモードに切り替えてマッチングできる選択肢が確認できるようになります。例えば、OC, LATAMリージョンはマッチメイキングが一定時間継続すると他のリージョンに切り替える選択肢を提供し、その後もマッチメイキングが行われない場合はSQUADモードの選択肢が提供されるようになります。こちらは各リージョンの状況に合わせて推奨オプションを提供する予定です。


リージョン別マッチメイキングシステムの変更

『PUBG』は全世界の様々なリージョンでサービスしており、リージョンごとに異なる状況でプレイしていただいている皆さんに公正なマッチング環境を提供できるよう取り組んでいます。しかし、各リージョンの状況やマッチングプールなど様々な要素により、一つのマッチメイキングシステムを全てのリージョンに提供することは難しいと考えました。私たちは、リージョン別マッチングプールの現状やプレイ特性を分析し、これらを基にリージョンを3つのタイプに分け、リージョン別マッチメイキングシステムを適用したいと考えております。
それでは、リージョン別マッチメイキングシステムについて説明させていただきます。

1. 現在マッチメイキングにおいて大きな問題がないリージョン- AS, KR/JP, SEA, EU



現在のマッチメイキングシステムが正常に動作しており、大きな問題はないと判断されるリージョンで、既存のマッチメイキングシステムと同じ方式で行われる予定です。


2. 現在マッチメイキングに不便を感じているリージョン - NA

基本的に、4つのマップが同じ比率で選択される「ランダムオプション」のみ有効になります。しかし、プレイヤーの皆さんが希望するモードやマップでプレイすることは、迅速なマッチングと同じくらい重要だと考えております。そのため、NAリージョンのマッチングプールの推移を確認し、ランダムオプションから一つのマップを分離して、プレイヤーの皆さんが特定のマップを選択できるようにすることが重要だと判断しました。結果、NAリージョンでは一時的に新しい「Erangel」マップを選択できる「フィーチャードマップ選択可能オプション」と常時オープンされる「プリセットマッチオプション」を追加する予定です。
• フィーチャードマップ選択可能オプション



フィーチャードマップは、マップに新しい変更要素や一部のマップに特化したアップデートにより、たくさんのプレイヤーの皆さんがプレイしてくださると予想できるマップを選択できるよう、状況に応じて変更されることになります。今回は「Erangel」のビジュアルアップデートにより一時的に「Erangel」マップを選択できるオプションに設定しました。「ランダム(RANDOM)」オプションは、残りのマップに同じ比率を付与しランダムでマップが選択されるようになります。こちらは分析データおよび内部のシミュレーションから出した結果に基づいて設定しておりますが、ライブサーバーに適用された後は、実際のプレイヤーの皆さんの利用パターンやフィードバックを確認し、継続的に改善していく予定です。

• プリセットマッチ
これに加え、プレイヤーの皆さんが希望するモードやマップをプレイできる環境をご提供できるよう、新しいマッチオプションである「プリセットマッチオプション」を追加しました。



プリセットマッチは、『PUBG』が公式で提供する特定のモードとマップのルームで、プレイヤーの皆さんが希望するルームに入ってプレイすることができるシステムです。「プリセットマッチ」の詳細は下記の通りとなります。
• 「プリセットマッチ」はSQUADモードを基準に各視点とマップを含め全8つのセッションで構成されています。
• TPP / SQUAD / 4つのマップ(全4セッション)
• FPP / SQUAD / 4つのマップ(全4セッション)
• プリセットマッチはランダムSQUADでのみプレイ可能であり、チームメンバーを事前に設定して入場することはできません。
• プリセットマッチは、待機ルームが存在せず、80人に達するとインゲームロビーに移動します。
• インゲームロビーに移動すると約2分間追加入場が可能な時間を提供します。
• マッチが正常に開始されると、プリセットマッチリストには新しいセッションが生成されます。
• プリセットマッチは、一般的なマッチと同様にみなされ、BP、パスXP、マスタリーXPなどは一般マッチと同じものが適用されます。
今後、コンソール版のマッチメイキングシステムも同様に、マップの選択機能を削除し、プリセットマッチオプションを適用する方向で改編していく予定です。


3. 現在マッチメイキングに深刻な不便を感じているリージョン - OC/LATAM



十分なマッチングプールを保有していないリージョンの場合、モードとマップの選択によりマッチングプールが分散し現在ゲーム自体をプレイできない、または長時間のマッチメイキングを経験している状態です。したがって、該当するリージョンでゲームプレイを可能にするため、基本的には「ランダムオプション」のみを有効にし、4つのマップが同じ比率で選択されるよう設定しました。


最後に...
私たちは『PUBG』の本質的価値の基、プレイヤーの皆さんにより良い環境のマッチメイキングシステムを提供することが非常に重要だと考えております。上記改善方法が現存する全ての問題を解決できる、完璧な解決策ではないかもしれません。しかし、今回のシステムの改編は今までのプレイパターンのデータおよび内部のシミュレーションを基に考案した結果であり、該当するシステムをプレイヤーの皆さんに試していただいた上でのフィードバックとデータが最も正確で有意義な結果につながると考えています。今回、新しいマッチメイキングシステムを適用し、皆さんからいただく貴重なフィードバックを継続的に分析して、より良い『PUBG』体験をご提供できるよう引き続き改善を進めてまいります。プレイヤーの皆さんのフィードバックを是非ともお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Daegon Kim